【はじめに】
中小企業の社長の中には、同じ業種・場所・会社の規模であっても、「いつも利益が出ている人」と「いつもお金のやりくりに苦労している人」がいます。
その違いは、実は“才能”や“学歴”ではありません。 意外に見落とされがちですが、大きなカギとなるのが「月曜日の朝の過ごし方」なのです。
この記事では、これまでに社長の右腕としてサポートしてきた経験をもとに、「うまくいっている社長が月曜の朝に何をしているのか」をわかりやすく紹介します。
なぜ月曜日の朝が大事なのか?
月曜の朝は、1週間の始まり。社長にとっては「今週をどう進めていくか」を決める、とても大切な時間です。
たとえば、社長が元気よく出社して「今週はこれをやろう!」と目標を伝えると、社員もやる気が出て、明るい雰囲気で仕事が始まります。
一方で、社長が眠そうな顔で何も言わずに机に座るだけだと、社員も「今週もなんとなくやり過ごそう…」という空気になってしまいます。
経営は「良い習慣を続けること」が大切です。 そのスタートが、まさに月曜の朝なのです。
うまくいかない社長がやりがちな月曜のNG行動
次のような行動をしている社長は、少し注意が必要です。
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日曜の夜にSNSや動画をダラダラ見てしまい、寝不足になる
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朝ギリギリに出社し、気持ちが整わないまま仕事を始める
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出社してすぐメールチェックに追われ、頭が整理されない
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会議続きで、自分の考える時間がまったくない
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社員に方針を伝えず、現場に任せきりにする
これらの共通点は、自分から動かず、周りに流されてしまっていることです。
社長の本来の仕事は、「会社の未来をつくること」。それが後回しになっているようでは、いつまでも経営は変わりません。
うまくいく社長の月曜朝ルーティン7選
では、成果を上げている社長たちは、月曜の朝をどう過ごしているのでしょうか?以下が共通する行動です。
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日曜の夜に1週間の準備をする → ノートに「今週やるべきこと」や「目標」を書いておく。
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月曜はいつもより早く会社に来る → 朝の静かな時間に、自分だけの時間をつくる。
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社員に「今週の目標」や「大事なこと」を伝える → 朝礼やチャットで、会社の方向性を共有する。
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やることの優先順位をつける → 「本当に重要なこと」に集中できるよう整理する。
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朝一番で“未来のための仕事”に取り組む → 今すぐ必要ではないが、会社の将来に関わる大切な仕事(新規事業や採用戦略など)を行う。
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3年後の理想の姿を見返す → 目指すビジョンを毎週見返し、軸がぶれないようにする。
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自分の体調や気分をチェックする → 自分のコンディションを確認し、無理せず整える。
習慣にするための3ステップ
すべてを一度に実行するのは大変です。だからこそ、以下のステップで少しずつ取り入れていきましょう。
ステップ1:まずは「1つだけ」始めてみる
「今週は30分早く出社する」など、できそうなことから始めましょう。
ステップ2:リマインダーやメモを活用する
スマホの通知や付箋メモを使って、「やるべきこと」を忘れないように工夫しましょう。
ステップ3:できたことを振り返り、喜ぶ!
「できた!」という達成感が次の行動につながります。小さな成功を積み重ねていきましょう。
まとめ:月曜の朝を変えれば、会社が変わる
社長の月曜の朝の行動は、その週の会社の流れを大きく左右します。
忙しい毎日でも、たった1時間の意識的な行動が「会社の空気」「社員の動き」「売上」にまで影響を与えるのです。
まずは月曜の朝、「自分から動く」ことを意識してみてください。 その一歩が、あなたの会社の未来を変えるはずです。